中日:昼と夜が同じ長さに

今日は春分の日

お彼岸の中日です。

お彼岸期間の真ん中ということです。

この日は

昼と夜の長さが同じになるといいます。

昼は光、つまり陽であり、

夜は闇、つまり陰です。

この二つが等しくなるのです。

これは仏教が目指す

相対的な対立的価値観を離れる

という目標にぴったりです。

善と悪

優と劣

美と醜

などなど

私たちはいろいろと

価値付けます。

これが相対的対立につながります。

どちらかの陣営に所属しますから。

でも本当にそれでいいの?

と仏教は問います。

問われると…、

多くの人は

良いはずないと答えるでしょう。

しかし、

仕方がないではないか!とも言うでしょう。

私も日常を振り返ると、そうですから…。

でも今日だけは…と思うのです。

お彼岸の中日は

死者の国である彼岸と

私たち生者の場所である此岸(しがん)が

一体化する日です。

彼岸と此岸が一つにつながるのです。

そして

此岸に住む私たちが

死者(ご先祖様)に直接感謝をささげることができる時です。

こう信じています。

生と死という対立を乗り越えて、

繋がっていると思える、否、思っていい日です。

中日は、死者である恩あるご先祖様などのすぐ近くに参ることができるのだと思ってしまい、ご報恩をしていきましょう。

今日は休日の方も多いでしょう。

ご家族でご先祖様に思いをはせて、ご報恩をするのもいいのではないでしょうか。

我が家でもこのように過ごそうと思っています。

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